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建築日記
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G棟の全貌、いよいよ現わる

 
2016年12月06日
 

 千代田キャンパス大学校舎G棟(地下2階・地上7階建て)は11月25日に防炎シートが外れ、いよいよ建物の全貌が姿を現しました。


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(左から)大妻通り交差点からの外観、大妻中学高等学校正門側からの外観


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 完成イメージと比較すると、外壁部分がほぼ完成していることが分かります。現在、建物内部や外構工事などを行っています。


 これで大妻通りを挟んで千代田キャンパスの全校舎が揃い、千代田キャンパス再開発プロジェクトもいよいよ最終章を迎えようとしています。


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大学校舎B棟屋上から大妻通りを眺めた様子



○校章もお目見え

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 G棟の南東にあたる、大妻中学高等学校正門側の入口には大妻学院の校章が――。建物の外壁にイメージを合わせた温かみのある陶製で、直径は1.5メートル。本館E棟西側壁面に付けられている校章の直径が2.3メートルあるのと比べると少し小ぶりの可愛らしいものとなっています。


 なお、G棟の竣工は2016年12月の予定でしたが、2017年2月となりました。

大学校舎H棟のトリビアを紹介

 
2016年10月19日
 

 平成28年5月に竣工したばかりの千代田キャンパス大学校舎H棟。これから学生のみなさんにどんどん活用してもらうために、H棟にまつわるトリビアやこだわりの備品をご紹介いたします。


○建物外壁に隠された秘密

 外壁のスパンドレル(金属化粧板)にある凹凸。普段、見逃してしまいがちなこの外壁の凹凸に、ある秘密が隠されています――。 実はこれ、8桁のバーコードがデザインされたもので、創立者・大妻コタカが裁縫・手芸の家塾を開設した1908年とH棟竣工の2016年をつなげた数字の「19082016」になっていて、学院のこれまでの歩みを表しているのです。

 
H棟バーコード


○講義室の工夫

 H棟で最も広い230人収容可能なH113講義室にもさまざまな工夫が。 机には、学生が机や椅子の上にバッグを置いてスペースを占有してしまうことを避けるため、従来の中棚の代わりに、バッグフックが取り付けられています。さらに、バリアフリーにも配慮して車椅子スペースも確保。椅子を可動式にすることで、車椅子のままの受講を可能にしたことに加え、移動の動線を考慮し、設置場所を講義室中央の出入り口付近にしています。

 
H113講義室
(左から)H113講義室のバッグフック、同講義室の車椅子スペース


○自然を意識した開放的なラウンジ

 1階エントランスの突き当たりには、高さ7.4メートルの吹き抜けが開放的なラウンジに、おしゃれな水色と黄色の背座一体型の椅子と円形のテーブルが設置されています。吹き抜け部分は、3種類の木目パネルでデザインされており、2階を見上げると、まるで森の中にいるような光景が。2階ラウンジにも茶色のハイチェア、緑色と水色のローチェアが設置され、ラウンジ全体が自然を意識したテイストでまとまっていて、くつろぎの空間となっています。

 
1階ラウンジ
(左から)1階ラウンジの椅子とテーブル、1階ラウンジから2階を見上げた様子

2階ラウンジ
(左から)2階ラウンジの茶色のハイチェア、緑色と水色のローチェア

○エレベーターにはその日のミニ情報が

 エレベーター内の液晶画面には、天気やニュース、「今日は何の日」といったその日のミニ情報が表示されます。エレベーターを利用する際には、ぜひ確認してみてください。


EV液晶モニタ

千代田キャンパス全体模型にH棟設置

 
2016年07月22日
 
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 7月15日(金)、本館E棟1階エントランスホールに設置されている千代田キャンパス全体模型に、5月に竣工したH棟の模型が新たに加わりました。


 300分の1のサイズで忠実に再現されたH棟模型は、職人が製作に1カ月をかけた力作。外壁の塗装は質感が伝わるほどリアルですが、実はすべてアクリルで出来ています。目を凝らせば、植え込みの植栽も3色以上の塗料を使い分けていて、一本一本が手作業で細かく作り込まれているのが分かります。

 ぜひ、さまざまな角度からご覧ください。

 
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 G棟の模型は、竣工後に加わる予定です。

大学校舎G棟上棟式

 
2016年06月09日
 
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 千代田キャンパス大学校舎G棟(地下2階・地上7階建て)の上棟式が、6月1日に大妻学院関係者、設計・管理を担当する株式会社日建設計、そして施工を担当する前田建設工業株式会社の関係者らおよそ40人を集めて、厳かに執り行われました。


 靖国神社の神職による神事は、午前11時から1階の多目的アリーナの収納庫となる部分を会場として、祭始笛の演奏で始まりました。清めのおはらい「修祓(しゅばつ)」、神を迎える「降神(こうしん)之儀」、神前へ供物を捧げる「献饌(けんせん)」、「祝詞(のりと)奏上」、建物の四隅を清める「切麻散米(きりぬささんまい)」、「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」と進行。最後の「神酒拝戴(しんしゅはいたい)」では、神職から「この建物で学ぶ学生の将来と、工事の安全、そして竣工後の建物の無事を祈ります」との口上で、出席者全員が御神酒で乾杯しました。

 
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(左から)「切麻散米」、「玉串奉奠」、「神酒拝戴」


 続いて行われた上棟行事は、最後の骨組みである鉄骨を棟上げするもの。関係者がサインした記念の鉄骨を、酒、米、塩で清めた後、鉄骨の両端に金色と銀色の最後のボルトを打ちつける「鋲(びょう)締めの儀」が行われました。

 金色のボルトを鉄骨に取り付け、「えい!えい!えい!」のかけ声とともにスパナで締め上げ、ハンマーで3回叩いて確認。「検鋲よし!」の声が響くと、続いて最後の銀色のボルトを締め付けました。

 検鋲が済むと、鉄骨はいよいよクレーンで建物最上部へ。吊り上げられてだんだん小さくなっていく鉄骨を、出席者全員が晴れやかな顔で見守りました。

 今後も、平成28年12月の竣工に向けて安全第一に作業に取り組んでいきます。


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(左から)上棟行事の様子、鉄骨へ記念のサイン(鈴木勉本学事務局長)


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(左から)金色ボルトの取り付け、締め付け、検鋲の様子


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クレーンに鉄骨を取り付ける様子


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(左から)鉄骨が運ばれる様子、無事に建物最上部へと運ばれた鉄骨


大学校舎H棟竣工

 
2016年05月31日
 
H棟竣工

 2014年11月25日に着工した千代田キャンパス大学校舎H棟(地上8階、地下2階)が2016年5月31日に竣工を迎えました――。

 今後は、机や椅子、黒板などの備品やPC、AV機器の設置および調整をして、今年9月から利用する予定です。

 
Hnairankai
 

 また、竣工に先立ち、5月27日にはH棟の内部見学会が行われました=上写真。花村邦昭理事長兼学長や重吉博右常任理事、鈴木勉事務局長など本学の関係者らが、地下1階~地上8階までを内覧。花村理事長兼学長は、利用者である学生や教員の視点に立ちながら、時に質問を投げかけつつ、内装や設備環境を確認しました


白いシートで防炎・騒音対策 G棟

 
2016年05月17日
 
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 5月下旬の上棟に向けて、6階と7階部分の鉄骨を組み上げているG棟は、現在、全体が白いシートで覆われています。

 この白いシートは防炎シートというもので、防炎機能に優れているだけでなく、シートに厚みがあるため遮音防音機能にも優れています。

 これからも近隣への騒音が少しでも軽減できるように作業してまいります。ご理解のほどお願いいたします。

G棟コンクリート打設工事

 
2016年03月18日
 
G棟打設工事

 G棟の建築現場では、地下1階から1階までの建物外周部の壁(土圧壁)と床(スラブ)の型枠に生コンクリートを流し込む打設工事を行いました。

 ミキサー車から運ばれた生コンは生コンポンプ車に移され(下写真右)、折りたたみ式の輸送管によって圧送、型枠に流し込まれます。輸送管は30m先まで伸ばすことが可能です。

 

 工事にともない、G棟周辺の道路の一部通行止めにし、作業車を集中させていただきました。作業の効率化と工期短縮のため、今後も通行止めにすることがあります。近隣の皆さまには引き続きご迷惑をおかけいたしますが、引き続きご協力くださいますようお願いいたします。


G棟生コンポンプ車

G棟には2つのアリーナができます

 
2016年02月23日
 
カマボコ型体育館

 卒業生の中には、カマボコ型の旧体育館を懐かしむ方も多いのではないでしょうか。
その跡地に建築中のG棟には、地下2階から地下1階にかけて旧体育館とほぼ同じ面積のアリーナができます。 さらに、地上1階から3階部分にかけて運動や集会に利用できる吹き抜けの多目的アリーナ、4階から7階に、講義室、ゼミ室、研究室ができます。

G棟完成図

建築中のH棟 建物内部を公開!

 
2016年02月23日
 
H棟全景


 H棟の建物の形がハッキリ見えてきました。
 現在、外観は防音や防災のための養生シートで覆われていますが、内部はどうなっているのでしょうか。今回初めて、建築中の建物内部を撮影することができましたので紹介します。(平成28年1月26日撮影)

 H棟の屋上部分の様子=下写真
H棟屋上

 7階部分の様子。まだ壁が取り付けられていないため、フロア全体の広がりが分かります=下写真
H棟7階部分

 4階では壁の取り付け作業中。赤枠部分は教室の壁となる「間仕切壁」が出来る位置で、壁のボードを貼る前の軽量鉄骨の下地の状態です=下写真。教室部分に使用する間仕切壁は耐火、遮音性に優れた仕様を選定しています。
H棟4階部分(間仕切壁)

 5階部分。壁が取り付けられた廊下の様子。4階、5階フロアには研究室、実験室、ゼミ室などが並びます=下写真
H棟5階部分

建築現場で大活躍 タワークレーン!

 
2016年02月09日
 
 建築現場で一際目立つのはタワークレーン。G棟、H棟で活躍中のタワークレーンをそれぞれ紹介します。

 G棟建築現場のタワークレーン(下写真)は、支柱(マスト)を継ぎ足し、建築の進捗状況に合わせて長く伸ばしていくマストクレーン方式です。操縦席は地上40m。オペレーター(操縦者)はハシゴを使って操縦席まで上ります。
 クレーンを伸ばしたときの長さはなんと80mほど。クレーンの可動域は半径40mにもなるそうです。

G棟タワークレーン


 H棟建築現場のタワークレーンは、クレーン本体ごと建築に合わせて登っていくフロアクライミング方式です。現在、4階部分の鉄骨を足場にして、5階部分から支柱をのぞかせています。このクレーンの可動域は半径35mほどです。
 撮影日は、日差しが強く、操縦席で日よけをしながら作業する姿が見られました。

H棟タワークレーン
(左から)地上からH棟のタワークレーンを見上げたところ、本館E棟屋上からタワークレーンを眺めた様子
H棟タワークレーン 日よけ
(左から)タワークレーン上部、日よけをして作業する操縦席の様子  

意外な地下工事の様子

 
2016年01月25日
 
G棟地下工事大

地下工事の様子(2015年10月ごろ)


 本学千代田キャンパス大学校舎G棟建設現場の地下工事の様子が、施工業者である前田建設工業株式会社の2016年1月発行の社外報『VIVOVA』の「ザ 現場検SHOW」のコーナーにイラスト付きで掲載されました。筆者は、漫画家でイラストレーターでもあるモリナガ・ヨウさん。

 モリナガさんは、実際に地下工事が進むG棟(地下2階、地上7階建て)の建設現場に。地下は体育館となる予定ですが、空間が広く、周辺の地下水位が高いと建物に大きな浮力がかかることを知り、「浮き上がり防止のための地盤アンカー40本を設置しているとのこと。その付け根がまだ見えました。これが、地中深くまでずっと繫がっていると思うと、なぜかワクワクします」と記したほか、「近くに地下鉄が通っているため、地下鉄側の計測も必要とのこと。地下鉄もこの建物もお互いに地中に埋まっているというか浮いていて、工事が影響を与えていないか計測管理しないといけないそうです」と、現場でしかわからない工事の様子を伝えています。

建築日記

現在の建築状況をご覧頂けます。

2017年04月04日

2017年04月04日

大学校舎G棟・H棟竣工式を挙行

2017年02月20日

2017年02月20日

G棟の建物内部を紹介!

2017年02月15日

2017年02月15日

大学校舎G棟竣工

2017年02月15日

2017年02月15日

G棟竣工 マスコミ向け記者会見

2016年12月06日

2016年12月06日

G棟の全貌、いよいよ現わる

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