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建築日記
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G棟モックアップ確認

 
2015年11月09日
 

モックアップ確認

 現在、基礎工事が進む千代田キャンパス大学校舎G棟建設現場では、11月4日(水)に花村邦昭理事長らを集めて、モックアップの確認が行われました=上写真。モックアップとは、建物の外装や内装を原寸大で作製した模型(一部)のこと。花村理事長は、設計者と施工者から説明を受けながら、建物の色調や材質を実際に見て確かめました。

 今回、作製したモックアップは、大妻通りに面したG棟4階のゼミ室部分です。モックアップ外装・内装

写真は(左から)モックアップの外装、内装

 G棟外観

              画像はG棟完成予想図(赤枠内がモックアップ作製部分)

G棟は基礎工事、H棟は鉄骨組み立て

 
2015年09月10日
 

大妻女子大学千代田キャンパス大学校舎G・H棟の建設工事が、着々と進んでいます——。

コルゲートバイプ

地中梁と耐圧盤の配筋作業が完了した大学校舎G棟建替工事=上写真(左)。現在は、地中梁のなかに人が行き来できる人通口用のコルゲートパイプ=上写真(右)=と空調用のクールヒートトレンチを設置していく作業に取りかかっています。

コルゲートパイプは建物の床下などを定期的に点検できるように設置するもので、直径は約70センチメートル、全長は一番長いもので1.6メートルあります。クールヒートトレンチは、取り込んだ外気を、地中熱を利用して、夏は暖かい空気を冷やし、冬は冷たい空気を暖めて建物内に供給する空調システム。自然エネルギーを利用しているので、省エネ対策にもなり、環境にも配慮しています。

H棟工事

大学校舎H棟建設地では、鉄骨組み立て作業が始まり、地上からも校舎の形が見られるようになってきました。クレーン車がアームを伸ばして鉄骨を運び、高い骨組みの上に登った作業員の皆さんが、鉄骨同士をつなぐ接合部分をボルト留めしていきます。鉄骨だけでなく階段も上写真のようにクレーン車で運ばれ、組み立てられていきます。

最近は秋雨が続き、雨の中の作業が多くなっていますが、近隣の皆さまの安全を第一に作業に努めておりますので、ご理解をお願い致します。

G棟掘削工事を終えて 鎮め物奉納

 
2015年07月08日
 

大学校舎G棟(2016年度完成予定)の地下掘削工事が終わり、7月6日、掘り進めた最も深い部分(地下約17メートル)に鎮め物が納められました=写真右

 

鎮め物は、土地の神様を鎮めるために、建設地中央に埋める供物のこと。通常、地鎮祭の時に納められるものですが、G棟は地下2階まであるため、地下掘削工事終了を待ってこのたび行われました。
本学関係者と施工業者は、建設地中央に掘られた穴に鎮め物を置いて土をかけ、改めて工事の安全を祈願しました。

 

鎮め物奉納 

掘削工事を終えたG棟は引き続き、建物と地面をしっかりとつなぎとめる地盤アンカー40本の設置、地中梁や耐圧板の配筋など、G棟を支える地下の基礎工事が進められています。

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 掘削工事を終えた地下部分


G棟地鎮祭行う

自立した女子の育成を促す場 大妻加賀寮完成

 
2015年03月31日
 

 大妻女子大学学寮の一つ「大妻加賀寮」(写真)がこの4月、いよいよリニューアルオープンします——。

 

 3月8日午前10時から大妻加賀寮で竣工式が行われ、大妻学院花村邦昭理事長をはじめ、実施設計と施工を担当した前田建設工業株式会社・小原好一社長など関係者が出席し、建物の無事完成を祝いました。

 

 当日、取材に訪れたメディア陣を前に花村理事長は「大妻加賀寮は6つの個室と共用スペースで構成するシェアルームをはじめとして、学生同士の交流を促す工夫が随所に取り入れられています」と話し始め、「キャンパスと並んで、本学が教育理念として掲げる『関係的自立』を実践する場となることを期待したい」と展望を述べています。
「住むだけではなく、成長を促す場」をコンセプトとして建てられた大妻加賀寮。その見どころをいくつかご紹介します。
 

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 展望を述べる花村理事長

   
   

 ○充実した共用設備で寮生同士の交流を促す

 

 成長を促す施設の筆頭が、冒頭で述べた個室付き6人用シェアルーム(写真右)。共用部にはリビングとオープンキッチンを設けています。大妻加賀寮は完全給食制ですので、基本的に朝夕の食事はつきますが、料理の腕を磨いたり、お弁当を作ったり、あるいは友達と一緒に料理づくりをして寮生の交流を深めたりすることができます。留学生も入寮予定なので、料理を介した国際交流も図れます。
 シェアルームの個室には、通常の個室と同様、トイレが設けられています。
 
 
 

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 大妻加賀寮は3棟構成ですが、各棟を繋ぐ共有部分にもキッチンスペースやラウンジを設け、生活と一体化したコミュニケーション空間の創出を狙っています。その他、和裁洋裁の学習室、レクリエーションルーム、トレーニングルーム、和室、ライブラリー&ラウンジなどが設置され、寮内で英語学習プログラムといった各種レッスンやイベントを開催予定。寮生同士の交流はもちろん、寮生自身の自主性や自立性を促す成長の場として機能することが期待されています。
 各棟の間の4カ所には、「春」「夏」「秋」「冬」の名前がついた4つの中庭が設けられています。それぞれ四季に応じた旬の草花が植栽されており、寮生の交流・憩いの場になるとともに、都心にいながら、緑と花を通じて春夏秋冬の移ろいを楽しむことができる場となっています。  

加賀領04
左から中庭、和室、ライブラリー&ラウンジ
○立地の良さも魅力 柳田國男の旧居跡として区指定文化財にも

柳田國男銘板

 

 大妻加賀寮は山手線の真ん中JR・地下鉄市ケ谷駅徒歩15分の場所に位置し、都心のどこに行くのも便利で、就職活動にも有利、という抜群の立地の良さが大きな魅力。もちろん千代田キャンパスにも歩いて通学可能です。

   

 本学は創立間もない昭和初期から、上京してきた学生のために宿泊施設を学校内に用意して便宜を図ってきました。入舎希望者の増加に伴い、1941(昭和16)年に牛込区加賀町(当時)にあった民俗学者・柳田國男宅地を建物とともに購入し、寄宿舎としたのが大妻加賀寮の始まりです。
 柳田國男はこの地で日本近代文学の名著「遠野物語」を記したとされ、大妻加賀寮の場所は柳田國男にまつわる史跡として2013年に新宿区指定文化財に設定されています。詳しい由来は寮前に設置されている解説板(写真左)「『遠野物語』誕生の場所—柳田國男旧居跡」に記されていますのでお近くにお寄りの際はご覧ください。

 

○真新しい設備の中、ぽつんと古びたサインが——

 共用部ラウンジの壁に、一つだけぽつんと古びた「大妻女子大学寮」のサインが取り付けられています(写真右)。「周りの設備はすべて新しいのに」と不思議に思うかもしれません。実はこれ、旧加賀寮の門の外壁に取り付けられていたもの。
 そして、エントランスの壁面。木材が格子状に組み上げられた凝った造りになっていますが、こちらは旧加賀寮寮室の床材を再利用したもの。利用にあたり、一枚一枚磨き上げて組み上げました。
 老朽化にともない旧加賀寮をフルリニューアルして建てられた大妻加賀寮。取り壊しの前には、72年の歴史をしのんで200人を超える元寮生がお別れに訪れました。そんな元寮生の思いを受け継ぐべく、旧加賀寮の部材がさりげなく新しい大妻加賀寮に組み込まれているのです。
 
 
 

加賀寮06

加賀寮07.jpg 

 左から旧加賀寮の門の外壁、エントランスのサイン、旧加賀寮寮室の床

○女子寮としての工夫、対策も万全

  大妻加賀寮は女性が過ごしやすい寮としてさまざまな工夫が施されています。主なものでは、「木のぬくもりが感じられる温かい意匠を」「浴室の他にもシャワールームを多数設置」「防犯カメラや24時間有人管理などセキュリティ設備の充実」など。建物自体の耐震グレードは病院やデータセンター等のレベルにまで高められ、地震対策も万全です。

 ○ショップカフェは地域の方も利用可能です   

 大妻加賀寮には焼きたてのパンとコーヒーなどを提供するショップカフェ「コタカフェ加賀ショップ(kotacafé kaga shop)」が併設。千代田キャンパスの学生食堂「コタカフェ(kotacafé)」に続き、学生の新たな憩いの場となることが期待されています。

    

 コタカフェ加賀ショップは寮生だけでなく、近隣住民の方も利用可能です。営業時間は午前11時から午後9時まで。入れたてのドリップコーヒーが280円から味わえます。

 
 
 

kotacafe kagashop

G棟地鎮祭行う

 
2015年02月25日
 

大妻女子大学千代田キャンパス「大学校舎G棟(仮称)建替計画」の地鎮祭が2015年2月23日、建設予定地の仮設テントで執り行われました。
地鎮祭には花村邦昭理事長、荻上紘一学長、伊藤朋恭・栗原裕・大澤清二・南雲智副学長をはじめ、学院・工事関係者約40人が出席。理事長らが鍬(くわ)入れ=写真=を行って工事の安全を祈りました。

 

千代田校舎G棟は、旧体育館「大妻体育館」を解体した跡地に建設。都市型キャンパスとして敷地を有効利用するため、2つのアリーナ、講義室、研究室を内包した複合施設となります。学生の自主的な学習や発表の場として活用するアクティブラーニングスペースや、地域貢献の一環として女性とその同伴の子どもに開放するカフェの設置も計画しています。

 

G棟地鎮祭 

建築面積約1,561平方メートル、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地下2階地上7階塔屋1階建て。延床面積は約8,152平方メートルで、旧体育館の約7倍の規模となります。設計・監理は日建設計、施工は前田建設工業。2016(平成28)年12月末の竣工、2017(平成29)年4月稼働を目指しています。 

G棟パース南西から見たG棟イメージ

建築日記

現在の建築状況をご覧頂けます。

2017年04月04日

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大学校舎G棟・H棟竣工式を挙行

2017年02月20日

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G棟の建物内部を紹介!

2017年02月15日

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大学校舎G棟竣工

2017年02月15日

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G棟竣工 マスコミ向け記者会見

2016年12月06日

2016年12月06日

G棟の全貌、いよいよ現わる

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