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建築日記
Diary

校章・英字ロゴお目見え

 
2012年12月17日
 

 あらかじめ大妻学院校章と「OTSUMA WOMEN’S UNIV.」の英字ロゴの陶板が取り付けられている外壁PC板が12月12日にクレーンでつり上げられ、新校舎I期棟(完成後は本館E棟と呼びます)の西側外壁にセットされて、ほぼ一般の目に触れるようになりました=写真左、右は完成予想図。「ほぼ」と表現したのは、掲載写真のとおりPC板の境目に掛かる校章の「妻」の字の上部とM・E・Nの3字は、取り付けの際の接触で破損しないようPC板から外してあったからで、これらは1月にゴンドラで近づき、追加して取り付けられます。

 

 
 
 

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 校章は直径2.3メートル、英字ロゴは1文字の縦の長さが約50センチで、いずれも厚み2センチの信楽焼の特注。標示板で一般的なステンレス製よりも温かみと重厚感があり、軽量化を図れるので陶板を採用しました。外壁との調和とコントラストを考慮して、赤褐色で知られる信楽焼の色ではなく、金色がかった茶褐色に焼き上げられました。

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 壁面にセットするのに先立って、前日の夕方、校章を地面に平置きにしたまま照明の点灯テストが行われました。省エネに配慮した赤、青、緑3色のLED計1,920球が校章の裏に取り付けられ、イルミネーションコントローラーでさまざまな色に変化させることができ、校章を間接照明で浮かび上がらせます。東京スカイツリーではありませんが、季節やイベントに応じて色を変える考えもあるのでご期待ください。
 
点灯テストの様子

内部工事の進み具合を確認

 
2012年12月13日
 

 千代田キャンパス再開発プロジェクトに伴う新校舎I期棟(完成後は本館E棟と呼びます)建築工事は来年3月の完成をめざして急ピッチに進んでいますが、内部工事の進み具合を確かめるために、学内関係者を集めた今年2回目となる内部見学会が12月11日に行われ、2、3階部分を巡回しました。

 

 まずモデルルームとして2階に1室だけ先行して作ったキャリア支援資料室の壁・天井・窓枠等の内装を点検し=写真右、次いで2階北側の事務室、3階北側の情報処理教室や、本学では初の設置となるエスカレーターの工事現場を確認しました。

 

 

見学の様子

 資料室や講義室など学生が専ら使用する部屋の窓枠の下には、省エネ対策の空気で壁を作って外気の影響を防ぐ「エアバリアー」が設置され、真夏や真冬のエアコン使用を抑えることをめざしています。全館の照明には全てLEDを採用し、省電力化を図る設備を積極的に導入します。
 
 3点合成
 写真左から2階事務室、エアバリアー、エスカレーター

窓枠・ガラス入る

 
2012年11月26日
 

 千代田キャンパス再開発プロジェクト1期工事は、11月7日に鉄骨が組み上がって上棟し、外壁のPC板の取り付けと並行して、窓枠とガラスの取り付けが1・2工区南側から始まり、東、北側と順に進められています。(写真は北側1、2階部分の窓枠とクレーンで運ばれるPC板

 

 ネットに覆われてちょっと見えづらいのですが、建物の中では耐火間仕切りや天井内設備の整備など内装工事も本格化しています。併せて行っている屋上の防水工事のため、アスファルトのにおいが発生する場合があり、近隣のみなさまには大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞお許しください。

 
 
 

ガラス、PC板クレーン

稜線までくっきり 富士山

 
2012年11月13日
 

 11月10日の東京は、風が強かったせいかほとんど雲一つない秋空が広がり、千代田キャンパス再開発プロジェクト1期ビル工事現場の北側から西の空を見ると、ビルの谷間に富士山が顔をのぞかせていました。カメラを望遠モードにして撮影してみると、稜線(りょうせん)までくっきりと写っていました。

 

 今度は学校からほど近い「セブン・イレブン」九段大妻通り店の前の歩道から東の方角を見ると、東京スカイツリーがこれまたくっきりと見られました。

 
 
 

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秋の日はつるべ落とし

 
2012年11月01日
 
 秋の日はつるべ落とし——。近ごろの東京は、日の入りもすっかり早くなって、午後5時にはあたりが暗くなってしまいます。千代田キャンパス再開発プロジェクトの1期工事現場では、日中はネットを被されて見えにくかった工事現場の中も夕方以降は作業灯に照らされて、階段が12階まで続いているのが浮かび上がってきます=写真(北東側から南西方向に見た現場。向かって左側は外壁のPC板が取り付けられ、右側奥には高くクレーンが伸びています。広角に撮影しているため上層階は湾曲して写っています)。
 
 
 

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構台解体作業始まる

 
2012年10月02日
 
 猛暑の夏はどこへやら、近ごろは秋めいて過ごしやすい日が続くようになりましたが、新校舎1期の完成まであと半年となり、作業は急ピッチで進められています——。
   
 千代田キャンパス再開発プロジェクト1期工事現場では、先日1・2工区の南側部分から始まったPC板の外壁を鉄骨間に組み込む工事が1工区東側部分まで及び、英大使館裏通りの歩道に立つと、紫がかったベージュ色の外壁が目にできるようになりました=写真右。今は武骨な鉄骨が目立つ新校舎建築現場ですが、すべて温かみのある外壁で覆われる日が楽しみです。
 
 

外壁画像

  
 鉄骨組み工事の最終段階に入るため2カ所ある構台(こうだい)のうち西側の解体が始まりました=下写真。構台とは巨大クレーンが乗り入れられるように組まれた、いわば足場で、西側構台は、建設用地の地上中央の北から南側へ2工区に食い込んだ形となっているので、その部分の鉄骨組みができるように解体し、解体部分に鉄骨を組み上げていきます。再来週には残る東側の構台解体が同じように行われます。
 
 構台解体写真
 

大妻中高からの写真

 
 新校舎の鉄骨組みは、すでに最上階の12階まで組み上がったところがあり、大妻中高校舎から見ると8階建て本館奥に頭をのぞかせるようになりました=写真。1期工事が終わると来年は本館と記念館が取り壊されて2期工事に入り、2014年の新校舎完成を目指します。(M)
 
  
  
 建築用地図  

ほんのり色づきました 外壁工事始まる

 
2012年09月10日
 

 千代田キャンパス再開発プロジェクト1期工事は、8月下旬から一段と拍車がかかった印象で、着手が遅かった大妻通り寄り3工区にもたちまち仮囲いを超えた高さに鉄骨が姿をのぞかせ、10階まで鉄骨が組み上がった所もあります。そんな鉄骨組み工事は、鉄骨のさび止めのグレー色がめだついささか冷たい感じの世界でしたが、内装工事に早急に着手できるよう、外壁工事も1・2工区の南側から始まって、現場もほんのり色づきました=写真。シートに覆われてちょっと見づらいのですが、東の英大使館裏通りの道路側から、温かみがあるアースカラーを基調とした、ほんの少し紫がかったベージュの外壁がご覧になれます。

 

 1月12日付建築日記でお伝えしたとおり、本学の外壁工事には着色やカットをあらかじめ工場で済ませたPC(プレキャストコンクリート)板を鉄骨と鉄骨の間に組み込む「PCカーテンウォール(PCCW)工法」が採用されています。現場での作業を抑えた合理的な工法なので、2階から5階までの取り付けはわずか2日間で終わり(1階はドライエリアのためPC板は使用しません)、引き続き鉄骨組みも行いながら、1工区の南面から東面へと回り込むように工事は進んでいきます。(SE)

 

 
 
 

外壁画像

平面図
 

久しぶりに夏の富士山が

 
2012年08月16日
 

 旧盆中の8月16日は、残暑厳しい折柄でも着々と校舎建て替え工事は進んでいます。もっとも、昼休みはまだ壁ができていない作業現場でお昼寝をする作業員の方も。あんな高い所で気持ちよさそう。

 

 さて北側から工事現場の撮影をしようと秀和ビルの上層階の非常階段に上ってみると、この日の午前は珍しく富士山の山頂部分がビルの谷間に見えていました。ちょうど大学校舎アトリウムの傾斜の付いたガラス屋根の向こうの方向です。秋晴れシーズンとは異なり、夏の富士山はすぐ雲に包まれてなかなか見られませんから、ちょっと得した気分です。

 
 
 

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豪雨にも負けず

 
2012年08月06日
 
 広島は67回目の「原爆の日」を迎え、俳優・地井武男さんのお別れ会が青山葬儀所(港区)で営まれた8月6日の千代田キャンパス再開発プロジェクト1期工事現場の様子はと言うと——。午前11時ごろ空は暗くなり、天気予報どおりのにわか雨、それも一時は豪雨と呼ぶべきものすごい勢いでした。でも午後4時ごろには青空が雲の切れ目にのぞかせて、また夏の蒸し暑さに逆戻り。でも豪雨にも負けず、工事は続き、ちょっと雨足が収まると、梁(はり)と斜めの筋交い(ブレース)が一体化した部材が巨大クレーンに宙づりにされて空を移動し、大妻通り沿いの第3工区の鉄骨も次第に組み上がってきました。

猛暑にめげずラジオ体操は3階で

 
2012年07月26日
 

 「7月26日の最高気温は、埼玉の熊谷と名古屋で37度、岐阜、高松、福岡の久留米などで36度、群馬の前橋や甲府、京都、松山などで35度と、各地で猛暑日となることが予想されています」(26日午前11時半のTBSニュースから)。

 

 大妻女子大学千代田キャンパス再開発プロジェクトⅠ期工事現場では、朝からぎらぎらと照り付ける日差しにめげず、工事作業員の皆さんは午前8時の始業時間に1工区の鉄骨が組み上がった3階部分へ集合、まずウオーミングアップのラジオ体操をしています。でも現場はネットに包まれて風通しが悪そうです。熱中症予防に休憩もこまめに入れて、さあ今日1日も頑張りましょうね。

 

 ところで4カ月前の3月下旬のラジオ体操は、掘り下げられず地上と同じ高さにわずかに残った北東角の敷地の部分に集合して行われていました。掲載写真は、7月26日と3月29日のそれぞれのラジオ体操場所を対比したものです。

   

0726 
   

暑さに負けず工事は進む

 
2012年07月18日
 

 7月17日、都心の最高気温が34度近くと本年一番の暑さとなりましたが、写真の空の青さからも十分伝わってくると思います。作業員の皆さんは十分な補水に気をつけつつ、暑さに負けず工事を進めています——。
 
 千代田キャンパス新校舎建て替えⅠ期工事の第1工区では、階ごとに柱を分割し、鉄骨を組み立てる鉄骨建方工事が、すでに2〜5節(2〜5階部分)は終わり、続いて8階部分までの3節分の鉄骨の柱が立ち上がろうとしています=写真

 

 また第2工区では、1〜2階部分に床材のデッキプレートを敷き、梁(はり)に溶接でとめる作業が行われています。今後このデッキプレートの上に床スラブ工事としてコンクリートが敷かれ、床が作られていきます。デッキプレートは床の強度を高めるうえでも重要な作業のひとつです。

 
 
 

0717

0717Ⅰ期工事中央の第2工区ではデッキプレートが敷かれつつあるのが分かる

床スラブ工事進む

 
2012年07月13日
 
 大妻女子大学千代田キャンパスの大学校舎屋上から東側の新校舎Ⅰ期工事現場を臨んで6月22日撮影の写真(左)と7月2日のそれ(右)とを比べると(以下も同じ日に撮影した写真を左右対比しています)、一見、さほど変わっていないように見えますが、細部を次のとおりクローズアップすると、着々と工事は進展しています。
 
 
 

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 まず、Ⅰ期建設用地の中央の2工区。コンクリートを流し込んでべた基礎の新校舎土台を造るために必要な地中梁(はり)を敷く作業が進んでいます=矢印部分
 
 0713
 
 次にⅠ期建設用地の東寄り1工区。2〜5節(2〜5階部分)の鉄骨建方(たてかた)工事が終わった後、床部分の耐力を強化するための床スラブ工事が始まり、基礎となる床版がそれぞれの節に敷かれました=矢印部分。今後は、床と同様に壁や天井へのスラブ工事を行います。
 
 0713
 
 なお、工事現場を南に見た写真(6月23日撮影)は次のとおりです(パノラマなので中央部分が湾曲して写っています)。
 
 0713
 

かつて海でした 新校舎工事現場で地質調査

 
2012年06月22日
 

 コンクリートジャングルの東京では広く地層断面を観察することなど滅多にできません。郊外へ出かけても土砂災害を恐れてブロックで覆われてしまいますが——。千代田キャンパスI期工事現場では、本館北側のほぼ真下の位置に地質断面が露出しているところがあり=写真左、建物が建つまでのわずかな貴重な機会を逃さず、大妻女子大学家政学部児童学科・石井雅幸准教授(理科教育)の学術調査のメスが入りました。先生は6月4日、工事の合間をぬって地表からおよそ10メートル下の新校舎工事現場へと入りました。

 

 ヘルメットと長靴姿の先生は、脚立に上がったりして採取位置を変えながらサンプルを採り=写真右、「これらは20万年くらい前の海底の地層からよく見られるものです。なかなか目にできません」と成果に満面の笑みを浮かべ、建設用地がかつては海だったとの調査結果を出しました。

 

 調査の詳細は石井准教授から寄せられた次のリポートをご覧ください。(SE)

 
 

0622

  ・(リポート)千代田キャンパスの地面の下
作業の様子    配置図
  左から作業の様子、工事現場平面図(左下、緑の斜線部分が採掘場所)

早くも5階の高さまで鉄骨組み立て 1工区

 
2012年06月18日
 

 千代田キャンパス新校舎Ⅰ期建設工事の東寄り1工区(旧C・D工区)では、階ごとに柱を分割し、鉄骨を組み立てる2〜5節(2〜5階部分)の鉄骨建方(たてかた)工事が始まりました。先週、地下から組み上がった鉄骨が地上に顔をのぞかせたと思っていましたら、数日を経て新校舎5階部分まで鉄骨が組み上がりつつあり、2階部分では床も現れて進み方の早さに驚かされます。

 

 写真右の中央の白く見えるところが2階床部分で、その上に3段に重なって組み立てられているのが3、4、5階にあたる鉄骨。新校舎は地下1階地上12階建てなので、今後はこの倍以上の高さになるというわけです。

 
 
 

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  巨大トレーラーで運ばれた鉄筋部材をつり上げて組み立てる作業では、これも巨大なクレーン車が大活躍=写真左、時には一般道路にはみ出して作業を行わせていただいております。交通誘導警備員を多数配置し、地域住民・通行者(車)のみなさまの安全に最大限の配慮を払っておりますので、どうぞご理解をよろしくお願いします。

 
 
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                                          〔Ⅰ期建設用地平面図の新旧対比
 
 
 

2年後は新校舎前を通過 神幸祭行列

 
2012年06月11日
 

 神田祭と交互に2年に1度行われる山王祭最大の盛儀「神幸祭」(しんこうさい)の行列が6月8日午前10時20分ごろから約30分間、大妻女子大学前の大妻通りを練り歩きました。

 

 写真左は8階建てグレーの塗装の大妻学院本館前を通過していく「東郷元帥山車(だし)」ですが、この光景も見納め。本館は来年には取り壊されて千代田キャンパス再開発プロジェクト(校舎建て替え工事)II期の用地となるから。次の2年後の神幸祭の時には新校舎の全体が出現し、右写真のような行列の通過の光景が見られることでしょう(完成予想図に今回の行列の写真を貼りつけました)。

 
 
 
 

予想図

 神幸祭では、鳳輦(ほうれん)2基、宮神輿(みこし)1基に山車3台が王朝衣装に威儀を正した日枝神社(千代田区)総代役員や氏子青年ら500人に供奉(ぐぶ)されながら長さ300メートルの列を作って千代田・中央区を巡幸します。今回の行列の後ろから2台目の山車が日露戦争日本海海戦の英雄・東郷平八郎の立像をいただいた「東郷元帥山車」でした。千代田キャンパスのある三番町には東郷元帥の旧邸東郷公園があり、誇りとした同町会有志が1950年に制作しました。

 

 本学前の歩道には緑のガードレールにへばりつくかのように、ずらりと千代田区立九段小学校・幼稚園の子どもたちが整列して行列に見入り、通過する馬の大きさに驚いた様子でした。(SE)

合成写真  左から本館前を通る東郷元帥山車、立像のアップ、大妻体育館前の歩道に並んだ九段幼稚園児

鉄骨が地上部分へ姿を現わしました C・D工区

 
2012年05月30日
 

 千代田キャンパス新校舎Ⅰ期建設工事の東寄りC、D工区ではクレーン車が40メートルほどもアームを伸ばして鉄骨を盛んに運び=写真(2枚の合成写真なのでワイヤーが空中で少しずれています)、地下から組み上がった鉄骨が地上部分に姿をのぞかせるようになってきました。

 

 運ばれた鉄骨はどうなるのかというと、高い骨組みの上に命綱をつけて登った作業員の皆さんは、鉄骨同士をつなぐ接合部分をボルト留めします=写真下。ボルトでいったん全体を仮留めし、その後いろいろな場所で垂直と水平を調べて、建物のゆがみがないようにしてから本締めし、接合部分を溶接するという流れとなります。溶接するともはや修正は難しいので、ボルト留めの作業は慎重にも慎重を期して行われます。

  
 0530_02.JPG
 

クレーン画像

ただいま工事潜行中 大妻の新たなランドマーク

 
2012年05月24日
 
 5月22日、東京の新しいランドマークとなる「東京スカイツリー」が開業を迎えました。当日はあいにくの激しい雨と強風に見舞われて眺望を楽しむことはできなかったようですが、翌23日は一転して、朝から陽光がまぶしい晴れとなりました。
 大妻女子大学の新たなランドマークとなる新校舎の方はというと、現在はまだ地上には姿を現さず、本館6階の窓から北のⅠ期建設地を見下ろすと、工事は地下に潜行して基礎工事真っ盛り=写真上部。一方、同6階バルコニーに出て南側を望めば、雲はあるものの青空が広がり、大妻中高、大学校舎などを見渡すことができました=写真下部
 
20120524.JPG

 

D工区で地中梁コンクリート打ち始まる

 
2012年05月18日
 
 新校舎Ⅰ期建設用地東側のD工区では、他の工区よりも一足早く耐圧盤配筋工事が終わり、今日(18日)から地中梁(はり)コンクリート打設が始まり、基礎工事もいよいよ最終局面に踏み入れました。
 この工事は、型枠の敷き終わった梁に生コンクリートを流し込み、新校舎の土台を造るもので、今日1日だけで5立方メートルのミキサー車が50台駆けつけ、計250立方メートルの生コンが同工区に流し込まれます=写真。コンクリート打ちは固まるまでの時間が勝負なので、ホースを自在に操りながら手際よく流し込まれました。今後、地中梁が土台となって床や壁のコンクリートが打たれるだけに重要な作業です。
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工事現場 空から見ると

 
2012年04月27日
 
 大妻女子大学千代田キャンパス再開発プロジェクト(校舎立替)1期工事現場(東京・千代田区三番町)を空からみると、次のとおりです。写真ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、周囲をビルに囲まれて、そこだけぽっかりと穴が開いたようになっています。ちょっと足を伸ばせば、北の丸公園、靖国神社など都心ですが、緑が豊富でしょ!
 
 
 

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D工区から耐圧盤配筋工事始まる

 
2012年04月24日
 

 耐圧盤配筋工事が4月中旬から新校舎Ⅰ期建設用地(旧興和ビル)東のD工区で始まりました=右写真(北から南向きに工事現場を撮影)。

  
  用地は西から東へA〜Dの4工区に分けられますが=下図、今後D→A→B→Cの順に両側から中央部へ耐圧盤配筋工事を進めていきます。この工事は地表から約10メートル掘り下げられた地盤部分からさらに30メートル下の安定した岩盤まで3本の鋼管をつなげた基礎杭(ぐい)計54本を打ち込む工事=下写真(A工区。地表に飛び出した杭が並ぶのが見える)=を終えて取り掛かりました。梁(はり)を敷き、コンクリートを流し込んでべた基礎の新校舎土台を造るもので、建物の耐震性能を向上させ、不同沈下を防ぎます。

 
 
 

画像1

画像2

 
 用地の地上中央の北から南側へC工区に食い込むような形で、構台(こうだい)と呼ぶ足場も組まれました。横から見ると京都・清水寺の舞台のようです。構台は重いクレーン車を支えて地上から地下へ資材を降ろしやすくするもので、工期短縮に威力を発揮します。(ME)
 
 
画像3
Ⅰ期建設用地のA〜D工区・構台の平面図(丸印は基礎杭の位置)〕

校舎変遷をたどる 仮囲いに写真パネル

 
2012年04月11日
 

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 大妻女子大学千代田キャンパス前を南北に貫く道路は、本学があることから通称「大妻通り」と呼ばれています。いま大妻通りは、サクラの満開の時期を迎え、歩道を行き交う人が増え、時に自動車の“花見渋滞”まで起きるありさまですが、その大妻通りに面した千代田キャンパス再開発プロジェクト新校舎1期工事仮囲いに取り付けられた写真パネルを見やる通行者の姿が——(上写真)。

 実は再開発にちなんで、本学校舎の変遷をたどる「大妻学院100年のあゆみ そして未来へ…」の写真パネル10枚が3月末に仮囲いに取り付けられ(下写真)、通行するみなさんが見入っていたのでした。

 

 パネル1枚の大きさは、縦94×横64×厚み3.5センチほどでアルミフレーム付き、たとえば旧大妻講堂の写真には、「旧大妻講堂落成——1961(昭和36)年、旧大妻講堂落成/公開番組会場としても使われました/キャンディーズらがライブも行いました」と説明文が入っています。写真は、この「大妻新世紀サイト」の「キャンパスの今昔」のページに掲げたものとほぼ同じです。千代田キャンパスにお越しの節は、ちょっと立ち止まってご覧になってみてください。
 なお警視庁のマスコットキャラクター、ピーポくんと「やさしさが走るこの街この道路」の標語をあしらったパネルも歴史パネルと並べて取り付け、本学は、春の全国交通安全運動にも協力しています。

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約100人を迎えて 大妻久我山寮オープン

 
2012年04月02日
 

 大妻久我山寮(東京・世田谷区)は、1年前の2011年3月から建設が進められていましたが、3月19日にデベロッパー業者から本学へ引き渡され、29日には狭山台寮(埼玉・入間市)・加賀寮(東京・新宿区)から引っ越してきた在学生、30日には新入生の総勢約100人が入寮し、真新しい食堂=写真(29日夜)=は談笑する学生たちで早くも華やいでいました。 

 入寮者として家政・文両学部2〜4年生、社会情報・人間関係・比較文化の3学部と短期大学部全学年を受け入れ。定員200人。最寄り駅は、京王井の頭線「久我山駅」で、千代田・多摩2キャンパスへ寮から片道1時間ほど。これまでが相部屋だったのに対し、本学初の洗面台、トイレ付き個室(約11.75平方メートル)。さらに室内にデスク、チェアー、本棚、クローゼット、ベッド、空調、パソコンコンセント完備。共用施設としてラウンジ、コインランドリー、浴室、個室シャワー、食堂、自炊コーナーなど。寮指定日に朝・夕2食付きの完全給食制。男女寮職員24時間常駐。もちろん詳しくは申せませんが、セキュリティーも万全です。現状の費用は、入寮費12万円のほか、月払いの学寮費が5万700円と食費が30日間で2万2680円となっています。

 
 

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新校舎完成模型を展示 3階北口エントランス

 
2012年03月16日
 
 千代田キャンパス再開発プロジェクトに伴い、いま新校舎第一期棟基礎工事が進んでいますが、新校舎完成模型が3月9日から、同キャンパス大学校舎3階北口エントランスに展示されました=写真
 今は春休み中なので校舎もひっそりしていますが、早速、校内で研究中だった大学院人間文化研究科生活環境学専修(修士課程)の院生の3人のみなさんが目ざとく見つけ、「こんなふうになるんだ」と見入っていました。
 
 
 

展示の様子

うるう日は大雪 基礎工事も一時中断

 
2012年03月02日
 
 4年に1回だけやってくる五輪開催年のうるう年うるう日の2月29日——。首都圏は、本州の南海上を東に進む低気圧と上空の寒気の影響で、夜半からひどく冷え込み、都心では未明のみぞれが明け方から雪に変わって午前中、激しく降り続きました。千代田キャンパス再開発プロジェクト新校舎1期工事現場も地面が一面に白くなり=写真(午前8時。パノラマなので中央部が湾曲しています)、3本つなぎ合わせて地中約30メートルの深さに打ち込む基礎のくい打ち作業も一時中断しました。
 幸い午後には小降りとなり、工事も再開されました。ところで、この日、東京の新名所・東京スカイツリーの建築工事も完成を迎えると聞きました〔竣工(しゅんこう)式は3月2日〕、さて雪でどうなったのでしょうか。
パノラマ画像

外観お披露目 大妻久我山寮

 
2012年01月25日
 
大妻久我山寮が外装工事をほぼ終え、2012年1月23日にすべての外部足場と外壁シートが取り払われ、外観がお披露目されました。側壁に使われたオレンジ色のタイルが、女子大らしい明るいイメージを醸し出しています。
 寮の完工は12年3月9日。コンセプト「ひとり暮らしするためのファーストステップ」の場として入寮予定者をお迎えできるよう、内装など各種工事も順調に進んでいます。
南東から見た外観   北方向から見た外観
左から南東、北方向から見た外観

工事の成功と安全を願って 餅つき大会開催

 
2012年01月17日
 

 「千代田キャンパス再開発プロジェクト」工事の成功と安全を祈願した餅つき大会=写真=が、2012年1月12日午後4時から、千代田キャンパスの本館南側に設置された工事作業員詰め所内1階で開かれました。


 プロジェクトマネージャーの三菱地所、設計会社の日建設計、施工を担う戸田建設、本学関係者合わせて約30人が参加、「よいしょ、よいしょ」と掛け声をかけながら代わる代わる餅をついて、きな粉や餡、大根おろしなどで出来たてを味わい、最後は本学管財課長の一本締めでお開きとなりました。

 
 
 

もちつきの様子

一本締めの様子

 

集まった皆さん

左から一本締めの様子、戸田建設・日建設計・三菱地所の皆さん

2012年に工事はどう進む? 現場所長に聞く

 
2012年01月12日
 

 「千代田キャンパス再開発プロジェクト」工事が初の正月を迎えました。2012年に工事はどう進むのか、施工を担当する戸田建設の現場作業所長・中出敏夫さん=写真左=に年頭にあたりお話をうかがいました。

 

 ——工事の今の進行状況は?
 中出 昨年末から行っていた第25興和ビル解体工事は、地下部分の躯体(くたい)と耐圧版の解体がもう少しで終わるところです。解体を終えたら、埋め戻しと整地を行い、2月からはいよいよ新校舎建物の基礎となるくい打ちを始めます。

 

 

指揮の様子

 ——苦心はどんな点ですか。
 中出 解体工事の終着点も見えてきて、今は、学院の担当者のみなさんへヒアリングして、照明や電源の位置などをフロアごとの設計図面に細かく記す「総合図」を作成することに腐心しています。用途や要望を反映させた「総合図」の出来栄えが満足度に直結しますし、実際の工事を始めてから設計変更をするとコストも時間もかかってしまうので、細心の注意を払って打ち合わせを重ねているところです。

 

 ——工法に特徴はありますか。
 中出 近ごろ高層建築でよく用いられている、プレキャスト・コンクリート・カーテン・ウォール(PCCW)工法を採用しました。鉄骨の柱と柱の間に、あらかじめ工場で加工されたPC(プレキャストコンクリート)板を差し込んで外壁とする工法で、天候などに左右されることなく部材を計画的に製造でき、しかも、建物周囲に作業用足場を組まないで取り付けられるので、工期の短縮とコストダウンが図れます。目隠しとなる足場がないので、躯体工事に入る3月以降は、建物が少しずつ上に組み上がっていく様子が間近でご覧になれると思います。

 

 ——工事2年目の抱負をお願いします。
 中出 今までいろいろな建物を手がけてきましたが、大妻の建物が私の現役最後の仕事になりそうなので、この工事には思い入れをこめています。学生、教職員、すべての利用者に喜んでいただける建物になるよう、今後も気を引き締めて作業にあたる考えです。

 

 ——ありがとうございました。 

解体の様子 解体完了もあとちょっと

建築日記

現在の建築状況をご覧頂けます。

2017年04月04日

2017年04月04日

大学校舎G棟・H棟竣工式を挙行

2017年02月20日

2017年02月20日

G棟の建物内部を紹介!

2017年02月15日

2017年02月15日

大学校舎G棟竣工

2017年02月15日

2017年02月15日

G棟竣工 マスコミ向け記者会見

2016年12月06日

2016年12月06日

G棟の全貌、いよいよ現わる

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