大妻女子大学等を設置する学校法人大妻学院(東京・千代田区。花村邦昭理事長)は、千代田区(石川雅己区長)と「大規模災害時における協力体制に関する基本協定」(防災協定)を2011年12月13日付で締結しました。
調印式は、12月13日午前11時から、千代田区役所の区長室で花村理事長、伊藤朋恭学長代行、石川区長らが出席して行われ、理事長と区長が協定書を取り交わすとともに、引き続き防災の取り組みについて意見交換しました。
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区長が東日本大震災を振り返って、「震災後は区内施設の開館時間変更などを伝えるため、広報紙に徹夜でちらしを挟み込むなど苦慮した。区外からの通勤・通学者の多数が帰宅困難者となったことも踏まえ、災害時の対応を充実させたい」と話しかけると、理事長は、「安否確認を含め、各種連絡は学生ボランティアを活用できることでしょう。(13年1月に)新校舎1期棟が完成すると、地盤堅固な建物に被災者を受け入れられる。食物学科を擁する本学は、炊き出しは得意とするところです」と応じ、固い握手を交わしました=写真(左から理事長、区長、理事長の後ろは学長代行)。
防災協定締結で、本学は大規模災害時に区民、帰宅困難者等の安全確保を図るため、①被災場所および避難場所への学生ボランティアの派遣②一時的避難施設として一部施設の提供③収容した被災者への応急医療資材および備蓄物資の提供——などを協力し、区が経費を補助することとなります。
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