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建築日記
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千代田キャンパスH棟着工

 
2014年12月05日
 
 

大妻女子大学は「千代田キャンパス再開発プロジェクト」の一環として、本館の北側に、「大学校舎H棟」を新設します——。(右図は完成予想CG

 

2017年春の利用開始を目指し、去る11月25日に着工したH棟のコンセプトは「新しい時代へつながる校舎」。1階エントランスに学生同士の交流を促進する吹き抜けのラウンジを設置、周辺環境と調和する外装デザイン、高度情報化社会に対応した最新機器の導入など、ひと・環境・未来との「つながり」を重視したさらなる教育環境の拡張と充実を図る新校舎です。地下2階、地上8階建て、延べ床面積約5,900平方メートル。研究室と教室を配置し、多摩キャンパスから徐々に千代田キャンパスに移ってくる社会情報・比較文化の両学部生を迎えます。(キャンパス移転の詳細はこちらをご覧ください)

 

H棟パース

 

H棟地鎮祭

 

H棟は建築主が三菱地所、設計監理が三菱地所設計、施工は前田建設工業。建物竣工後、H棟の土地建物を大妻学院が購入予定です。11月19日には建設予定地で地鎮祭が行われ、学院・工事関係者約30人が出席し、工事の安全を祈りました(左写真)。

なお、H棟建築と並行して、本館の南側では10月から体育館建て替え工事も着々と進行中。都市型キャンパスとして敷地を有効利用するため、2つのアリーナ・講義室・研究室を含む複合施設、「大学校舎G棟」(仮称)として生まれ変わる予定です。
G・H棟工事の進捗は今後も当サイトで随時お知らせしていきます。今年創立106年、大妻はさらに進化し続けます!

本館竣工式を開催 千代田キャンパス

 
2014年10月30日
 
 

 大妻女子大学千代田キャンパス本館E・F棟(写真右)の竣工式・竣工祝賀会が10月11日に開催されました。

   

 関係者42人出席の下、午前10時からF棟742講義室で竣工式(神事)が行われ(写真下)、花村邦昭大妻学院理事長、プロジェクトマネジメントに当たった三菱地所株式会社・有森鉄治常務執行役員、設計・監理を担当した株式会社日建設計・平石譲取締役常務執行役員、施工した戸田建設株式会社・宮崎泰代表取締役専務執行役員が玉串を捧げました。その後、無事工事が終わったことをねぎらい、花村理事長から平石取締役常務執行役員と宮﨑代表取締役専務執行役員に感謝状が手渡され、花村理事長へは記念品の目録が贈られました。 

 

本館E・F棟

 

神事

 

 竣工式に続き、午前10時45分から行われた見学会では、最新の天井換気システムを導入した調理実習室、399人収容可能な大講義室、コミュニケーションテラスなど充実した施設が公開されました。

   

 午前11時30分からは、E棟2階学生食堂「コタカフェ(kotacafé)」で卒業生、旧職員や建築関係者など約200人を招いて竣工祝賀会が開かれました。花村理事長は冒頭のあいさつで「皆さまのおかげで、創立者大妻コタカ生誕130年の記念すべき年に本館を完成させることができました」と謝辞を述べ、来賓を代表して、東京家政学院大学の天野正子学長からは「豊かな人間関係を育む施設をコンセプトに作られたとのこと。開かれた大学へのさらなる歩みを展開されることでしょう」と本学への期待を込めた祝辞が贈られました。

 続いて荻上紘一学長が「新校舎を最大限に有効活用して、真に自立した女性を育てることが私たちに課せられた使命」と決意を述べて乾杯。祝賀会場では、本館が更地の状態から完成へ至る過程をたどったスライドショーも放映されました。
 最後は伊藤朋恭副学長が「3年前の東日本大震災を乗り越え、数多くの皆さんの協力を経て竣工までたどりついた。1人でも多く人間性豊かな卒業生を送り出し、お世話になった方への恩返しに代えたい」と締めくくり、祝賀会は盛会裏に終了しました。

竣工式・祝賀会①大講義室の見学、②謝辞を述べる花村理事長、③天野東京家政学院大学学長、④荻上学長、⑤祝賀会場(コタカフェ)、⑥スライドショーの上映、⑦伊藤副学長

竣工を迎えました!新校舎F棟

 
2014年09月10日
 
 

 2013年4月11日から建設工事がスタートした千代田キャンパス新校舎II期棟が、 秋空の広がる9月2日に無事竣工を迎えました——。今後は本館F棟として授業等で利用していきます。

 

 完成したばかりの本館F棟の内部見学会が竣工日の9月2日にさっそく行われ、花村邦昭理事長や荻上紘一学長をはじめとする本学の関係者らがB1〜8階部分を巡回し、設備や内装の確認をしました。
 気になる本館F棟の内部を一足お先にご紹介します——。

 

 

 
 
 

F棟

 太陽の光がたっぷりと降り注ぐ1階のエントランスホールとコミュニティテラス=右写真。2階まで吹き抜けになっていることもあり、開放感のある空間が広がっています。壁には、さし色としてスクールカラーを意識した紫のパネルがちらほら=下写真(左)。天井にはバトンを4本備えているので=下写真(右)、ちょっとした作品の展示や垂れ幕をつるすことができます。
 
 
 

エントランスホール

エントランスホール2 

 約230席ほどの学生食堂(学食)フロアが広がる2階は、カリンの無垢材を使った床が印象的。また家具には、北欧家具ブランドの代表フリッツ・ハンセン社の「セブンチェア」と「アントチェア」のスタイリッシュな椅子(写真①②④⑤)やバッグフックのついたテーブルを採用するなど、女性に嬉しい工夫を凝らしています。学生食堂写真は学食スペース。①②大人数でも使えるテーブル、③大妻の校章があしらわられたテーブル、④一人席テーブル、⑤二人席テーブル、⑥配膳カウンター、⑦バッグフック さらに、学食スペースの奥には緑に囲まれた約80席ほどのテラススペースが!ここには、野菜をイメージという緑と白の丸いテーブル、椅子と日差しの強い日や雨の日でも使えるように電動オーニングの屋根が設置されています。
 また、足下にある小さな足跡をたどっていくとネコのオブジェが現れる、というちょっとした遊び心も。みなさんぜひ、探してみてください。 テラス 写真(左から)はテラス、ネコのオブジェ

 体育館

 

 このテラスのちょうど真下に位置するのが地下1階の体育館。天井までの高さは建物の2階分で、バスケットコート2面がすっぽり入る広さとなっています。壁の下部分をクッション性のある防護マットで覆うなど、安全面にも配慮した造りになっています。 

 
 
 より厨房に近い空間にこだわって作られたのが、5階にある調理実習室。
 業務用厨房機器はもちろん、厨房内の換気のために設置するダクトには、調理排気と新鮮空気を撹拌(かくはん)すること無く置き換える換気方式「置換換気」が備わった最新の換気天井システムを導入。調理排気や調理機器からの蒸気の再循環を防いで、厨房内の空気質を向上するだけでなく、これまでのダクトのように天井からぶら下がっていないので、調理場にいながら黒板やテレビモニターの確認がしやすくなります。また、コンロはガスとIHの両方を設置し、それぞれに見合った調理法が学べるように配慮。高い衛生環境を保つため、ロッカーと靴箱も設けています。
 実習室の前方には座学ができるスペースも。AV機器を使った指導もできるよう、テレビモニターに加え、スクリーンも完備しています。
 

5階調理実習室

講義室 

 

 講義室やゼミ室は、様々な形式で授業が展開できるよう机や椅子は基本的にすべて可動式となっています。一部、多くの学生を収容できる大教室では、机や椅子は固定されていますが、車いすの学生などに配慮して、前列のみ可動式の机を設けるなどの工夫を凝らしています=左写真。 

 
 

いよいよ完成間近 新校舎の全貌が見えてきました

 
2014年07月31日
 
 竣工までいよいよ1カ月となった千代田キャンパス新校舎II期棟(本館F棟)——。
 
 大妻通り側に面した2〜7階の外観部分には、窓ガラスと日照り調整や目隠しの役割を持つルーバーが、1階エントランスホール部分には、高さおよそ10メートルのフロートガラスが一面に取り付けられて、外観はすっかり隣接する本館E棟と溶け込み、新校舎の全貌が見えてきました。
 
 F棟外観

2階テラス 

 

 またⅡ期棟の東側部分では、体育館の屋上にあたる2階のテラスにウッドデッキと日よけの電動キャンバスが設置され、こちらも着々と完成に近づいている様子=左写真。次第に足場も解体され、外装工事は終盤を迎えつつあります。学生が夏季休業に入る8月は、内装工事を中心に作業に取り組み、9月の竣工を目指します。 

 
 

大学名サインがつきました 新校舎本館F棟

 
2014年05月20日
 
 着々と工事が進む千代田キャンパス新校舎II期棟(本館F棟)南側壁面に、「大妻女子大学」のサイン(右写真)が取り付けられたことにお気づきでしょうか——。
 
 サインは銀色のステンレス製で1文字の大きさが90センチ四方。東京メトロ半蔵門駅5番出口を出て本学に向かう袖摺(そですり)坂を登りきったところから徐々にご覧いただけます。 
  
 

F棟サイン 

E棟・北口サイン 

 

 昨春完成した本館E棟西側壁面には金色がかった茶褐色の大妻学院校章と「OTSUMA WOMEN’S UNIV.」の英文字サイン(写真左)が、大学校舎北口側壁面にはスクールカラーで古代紫色の「大妻女子大学」のサイン(写真右)が設置されています。これで北・南・西の3方向から、大学名を臨むことができます。

 
 本館E棟と大学校舎同様、建設中の本館F棟のサインも、夜間はLEDでライトアップされる予定です。どうぞお楽しみに!

建物らしさが感じられるように

 
2014年04月24日
 
 満開だった桜も散り、青々とした葉が茂り始めた4月下旬——。
 新校舎Ⅱ期棟(F棟)建設地では、鉄骨建方(たてかた)工事も終わり、地上7階地下1階建ての校舎の骨組みが完成!また、床材デッキプレートの上に梁(はり)を敷き、コンクリートを打ち込んで床を作る床スラブ工事も終盤を迎え、ようやく建物らしくなってきました=右写真
 
  
 

骨組完成

耐火被覆材

 

 ここで一息つきたいところですが、現場ではそんな間もなく、秋の竣工に向けて着々と作業が進行中。現在は、火災時の延焼や鉄骨の温度上昇を防ぐための耐火被覆工事に取りかかっています。
 耐火被覆材というとスプレーのように吹き付けるタイプが一般的ですが、今回は耐火・断熱性の高い素材でできたシートタイプの耐火被覆材=左写真=を鉄骨や梁に巻き付けていきます。このシートタイプの耐火被覆材は、吹き付ける耐火被覆材と比べて、施工中の発塵がないので周辺地域の環境への影響も少なく、さらに厚みや重さも抑えられているので、柱や天井にかかる負担を軽減することができます。

 今後は耐火被覆工事を進めつつ、南工区からPC(プレキャスコンクリート)板の外壁を鉄骨間に組み込む外壁工事にも取りかかる予定です。

 

こだわり詰まった新別館をご紹介

 
2014年03月10日
 
 2月末に竣工した大妻女子大学新別館では、3月6日(木)に設備や内装確認をするための内部見学会が行われ、花村邦昭大妻学院理事長や荻上紘一本学学長をはじめとする学内外の関係者およそ20人が1〜7階部分を内覧しました=右写真
 
 
 

新別館内部見学会

新別館外観

 
 地上7階建て高さ約26メートルの別館北側部分はなんと全面ガラス張り!実はこれ、窓ガラスではなく「カーテンウォール」というガラスの壁。2枚のガラスを重ねた間にガスなどを封入した遮熱と断熱性能の高い「LOW-eガラス」を使用しているので、省エネ効果の実現に加えて、紫外線対策にもなっています。
 また、災害対策も万全で、耐震性はもちろんのこと、屋上には急な停電時でも全フロアで3〜4時間は稼働できる自家発電装置が備え付けられています。この他に、いざというときにスムーズに備蓄品を運搬できるよう、広さおよそ64平方メートルの防災備蓄倉庫を1階に設置して、隣接する大妻中学高等学校の敷地とも行き来できるようにしたり、大妻通りの谷間に位置する別館の浸水対策として、入り口には防潮板が設置できるようになっていたりします。
 
新別館1F写真は(左から)防災備蓄倉庫、防潮板、別館入り口の防潮板設置部分  さらに別館の大きな特徴とも言えるのが「スライディングウォール」という可動式間仕切り壁。特に2階の課外学習室はドアを含むすべての壁が可動式となっていて、学生の人数によって教室の大きさやレイアウトを自由に変えることができ、通常5つある教室が1フロアーすべてを使う1教室になるなど、フレキシブルな対応を可能にしています。これに応じて教室のサインをマグネット式にして取り外し可能にしたり、ドアノブを折りたたみ式にしたりと工夫した作りとなっています。同室は主に本学の課外英語力強化プログラムを学ぶ場として活用する予定で、見学会に参加した荻上学長は「英語は下手でもいいから使う場を作らないと上達しない。英語しか使用してはいけない空間にするのもいいかもしれないですね」と話していました。新別館2F 写真は(左から)スライディングウォール、折りたたみ式のドアノブ 3月中には教職総合支援センターが3階、国際センターが4・5階、キャリア教育センターが6階、地域連携推進センターが7階にそれぞれ移転する予定です。

鉄骨建方工事始まる 東工区

 
2014年03月03日
 
 新校舎Ⅱ期棟建設地の東工区では、早くも鉄骨建方(たてかた)工事が始まりました——。
    
  階ごとに柱を分割し、1本約7トンの鉄骨を赤い巨大タワークレーンで吊り上げて組み立てていくこの作業=右写真(上)。東工区では、すでに地下1〜地上2階にあたる1〜2節の鉄骨が組まれて、床材のデッキプレートを敷くデッキ敷き作業に取りかかっており=右写真(下)、その後、デッキプレートの上にコンクリートを敷いて床を作る床スラブ工事へと進んでいきます。
 実はこのスペース、完成すると地下1〜地上1階にあたる部分が体育館に、さらにその上の2階部分は緑に囲まれたテラスとなる予定=下写真! 今後は、南工区、北工区の順に他の工区でも鉄骨が組まれ、校舎の骨組みを形成していきます。
 

鉄骨建方工事

完成予想図 

(左から)体育館、2階テラスの完成予想図 

東工区から基礎工事始まる

 
2014年01月10日
 
 新校舎Ⅱ期棟建設地では、杭打ち作業が終わり、いよいよべた基礎と言われる配筋工事とコンクリート打設への作業が始まっています=右写真
 
 
 

べた基礎工事

 北、東、南の3つに分けられた工区=下写真(左)=のうち、東工区では一足早く地中梁(はり)が組まれ、これを貫くように土台となる耐圧版の鉄筋が敷かれました。新校舎の基盤を作るこの基礎工事は、建物の安全性・耐震性を左右するとても重要な工程の1つです。引き続き、北工区、南工区の順に梁を敷き、その後コンクリートを流し込んで土台を作っていきます。

 北工区にお目見えしたのは、工事車両が乗り入れ、地上から地下へ資材を降ろしやすくする「構台(こうだい)」と呼ばれる足場。重いクレーン車を支えてスムーズな工事をサポートします。さらに、全長68メートルにもおよぶ真っ赤な巨大タワークレーン=下写真(右)=が設置されたのが南工区。クレーン車は高層ビルや大型建造物の建設に欠かせない重機で、鉄骨などの重い資材を吊り上げて移動させたり、組み立ての際には上まで運んだりと、躯体(くたい)工事終了まで活躍します。

タワークレーン車 

建築日記

現在の建築状況をご覧頂けます。

2017年04月04日

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大学校舎G棟・H棟竣工式を挙行

2017年02月20日

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G棟の建物内部を紹介!

2017年02月15日

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大学校舎G棟竣工

2017年02月15日

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G棟竣工 マスコミ向け記者会見

2016年12月06日

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G棟の全貌、いよいよ現わる

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