学校法人 大妻学院

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理事長メッセージ

人間関係のなかで、自分の位置を確立し、ひとに共感する能力を培って欲しい|学校法人大妻学院 理事長 伊藤正直

大妻学院の創立者大妻コタカが、千代田の地に裁縫・手芸の私塾を開いたのは1908年、20世紀のとば口に立った時のことでした。爾来100年余を経過し、現在、本学院は、家政学部、文学部、社会情報学部、人間関係学部、比較文化学部の5学部、および短期大学部、大学院人間文化研究科からなる大学と、千代田、多摩、中野、嵐山に4つの中高を擁する女子総合教育機関となっています。この間進めてきたキャンパスの再編・統合、大学における新しい教育棟、寮の建設、中高における図書館棟の建築等も完了しました。コタカが理想とした「女性の自立のための女子一貫教育」、この理想が社会に受け入れられてきたことが、本学院のこうした発展を支えてきたといえましょう。

では、「女性の自立」とは、どのようなものでしょうか。手に職をつける「経済的自立」こそが「自立」の本質と捉えられがちですが、コタカは、「自己を正しく認識する」こと、そのために「自ら学ぶ」こと、「精神的な自立」を実現することが大切だと考えていました。自分で考え、自分で決定できるようにすること、主体的に物事をとらえられるような豊かな人格を形成することが、「女性の自立」のための条件だととらえていたのです。

本学院には「関係的自立」という教育理念があります。精神的自立は、まず個の自立であり、個の確立です。しかし、このことは、自分さえよければいいということを意味するものでは全くありません。「関係的自立」という教育理念は、「他者との関係のなかで、自己を見つめ直し、相互の力を活かし合い、自己実現できる人間として自立すること」、こうした意味合いをこめています。人の喜びを喜びとし、人の悲しみを悲しみとし、人の怒りを怒りとできる人になって欲しい、様々な人間関係のなかで、自分の位置をきちんと確立して欲しい、そして、ひとに共感する能力を培って欲しい。私たちは、そうした教育を、全力を挙げて追求していく所存です。

と同時に、初中等教育も高等教育も社会から負託されたものである以上、社会の変化に的確に対応することが要請されています。世界は、現在、大きな変動期に入っているようにもみえます。グローバル化が急速に進む中、新しい科学技術が次々に生まれ、国境を超えたヒト、モノ、カネの相互浸透が進む一方、格差の拡大や社会環境の悪化といった問題も起きています。こうした変化にきちんと対応できるような教育にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

どうか引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。

2017年6月
学校法人大妻学院 理事長
学校法人大妻学院 理事長 伊藤正直

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