お知らせ - 2018年度
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千代田キャンパスでテロ・犯罪に備え「危機管理研修」を実施

学校法人大妻学院では、教職員を対象に6月28日(木)千代田キャンパスで危機管理研修を行いました。これは、実際に危機に直面した際に教職員・学生の被害を最小限度にとどめることを目的に実施したもので、危機管理を専門とする浅利眞さん(株式会社クライシスインテリジェンス代表取締役)が「学校が遭遇するテロ・犯罪にどのように対応するのか」をテーマに講義しました。
浅利さんは、学校が巻き込まれる犯罪について、学内と学外、計画性の有無という4パターンに分類。その中で最も脅威となる「学内で起こり、計画性がある」ケースを皮切りに、それぞれのケースでどのようなテロや犯罪が起こりうるのか、参加者らは5人ほどでグループワークを行い、犯罪の危険性を検討しました。浅利さんは、参加者らが挙げる盗難、毒物・爆弾の設置、放火など、さまざまな犯罪に対する非常事態への備えと心構えなどについて解説しました。
浅利さんは、研修の最後に「安心と安全の関係は比例しているものではありません。安心してしまったら、安全は遠のいてしまいます。安全を確保するため、常に警戒心を怠らないようにするべきです」と、日常的に危機を想定しておくことの大切さを指摘しました。
また、同日には、教職員・学生を対象に首都直下型地震を想定した防災訓練も実施。震災時の注意事項や緊急地震速報の模擬放送などを行い、震災時の対応を改めて確認したほか、防火戸・防火シャッターの緊急時作動確認テストを行い、緊急時に安全に作動することを確かめました。