学校法人 大妻学院

お知らせ - 2015年度

  • 災害発生を想定した実地演習を行いました

教職員防災研修の様子

2011年3月11日に発生した東日本大震災から、5年が経過しようとしています。いつ起こるか分からない災害に備えて、教職員が適切に行動できるように、2月25日(木)に千代田キャンパス本館で「教職員防災研修」を開催しました。


体験してはじめてわかる問題点

危機管理が専門の浅利眞さん(株式会社クライシスインテリジェンス代表取締役)を講師に迎えた今回の研修。停電のためエスカレーターやエレベーターが使えない、携帯電話も繋がらないという状況を想定した実地演習に先立ち、浅利さんから危機管理の心構えとして「危機の際に、何があればいいのか、何が決まっているといいのか、どんな情報があればいいのか、改善策を考えながら行動してください」と説明がありました。

実地演習で受講者に与えられた課題は「被害状況を把握すること」「重傷者は4階の本部まで搬送すること」という2つの指示のみで、手元にはメモ用の紙だけ。


受講者らはまず、被害状況を調べる情報収集の担当メンバーと危機対策本部待機のリーダーに役割を分担。情報収集の担当メンバーが階ごとに分かれて現場の教室に向かうと、「重傷者1名」「ガラスの破損」「物の下敷き」「薬品の散乱」「煙の充満」などの被害状況を示した紙が貼られており(下写真左)、その内容をリーダーに報告しました。


教職員防災研修 被害状況

各階の被害状況の報告を受けたリーダーは、必要な情報を整理。煙はなぜ出ているのか、爆発の危険はないかなど、危険の前兆を予測した上で判断を行い、重傷者の搬送や在室者の避難誘導など優先順位を考えながら指示を出しました。


教職員防災研修 報告の様子

受講者らは「被害情報を調べるときは安全確保や見落としを防ぐために複数で行動した方がいいのか、時間短縮のため一人ずつ手分けした方がいいのか」「専門の知識がない薬品などの散乱は、対応方法がわからず困惑する」「物品の保管場所や鍵の場所など、もっと事前に知っておくべき」「燃えている状況に対して、消火器使用が適切か否かの判断が難しい」など、体験してはじめてわかる細かな問題点に気づきました。


重傷者の搬送も体験

実地演習では階段を使った重傷者の搬送も体験しました。浅利さんから、意識のない重傷者を担架で搬送する場合、「人数に余裕があれば6人体制で運ぶのが望ましいです。これは搬送中に意識を取り戻した際に、突然暴れ出す危険性があるので、担架の両側にも1人ずつ張り付くと安全なためです」との指導がありました(下写真左)

また、担架がなく少人数で重傷者を搬送しなくてはならない場合に備えて、2人で搬送する方法も体験(下写真右)。大変、実りの多い演習となりました。


教職員防災研修 搬送の様子

最後に、浅利さんは「危機対応には正解はなく、その場で適切に判断するしかありません」と語ると、情報の混乱を避けるには、リーダーもメンバーも双方がわかりやすい、判断しやすい伝達・報告を心がける、お互いのコミュニケーションが大切だということをアドバイスしました。

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